コミュニケーション講座
コミュニケーション講座を担当します。
株式会社スタイリスティックスの石垣です。
東京はすっかり冬。まだ11月なのに・・・というのが口癖になっています。
きっと沖縄は過ごしやすいのだろう、ととてもワクワクしています。
今回は、12/2に担当させていただくコミュニケーション講座に寄せて。
悩んでいる方、参加を決めた方、少し目に入れてもらえたらと思います。
コミュニケーションを題材にみなさんのこれからのキャリアにつながる
何かを持ち帰っていただければと思い、色々と思いを巡らせているところです。
■実は「コミュニケーションが苦手ってない!」のです
コミュニケーションが苦手で、というお話、よく聞きますね。
また求人を見ても、コミュニケーション能力うんぬんとよく見かけます。
具体的にどういうことなんでしょう?
コミュニケーション能力って、ものすごく曖昧なワードですよね。
実はヨガの講師もしているのですが、ヨガ現場で一番聞く言葉は
「私、体が硬いんです」なんですが(笑)、同じような感覚をえます。
新体操選手になるために?ならば、もちろん柔軟性の欠如は大きな課題。
難度に柔軟性が大きく影響するため、選手生命が問われてしまうからです!
でも、そうじゃない場合、
なにと比べて?どの指標で?硬いんでしょう?
または、どうなりたいと思っていて、そこと差分があるのでしょう?
きっと、できないことと向き合うのが怖いときに出てくるワードです。
コミュニケーション能力というのも同じで、
求められる仕事や成果に対して、きちんと対話や会話ができていれば
それが、口頭での会話でなくとも、実は問題ないと思います。
きっと・・・
コミュニケーション能力がある人を求めると言っている会社は
その会社におけるコミュニケーションの定義と仕組みを作れておらず、
コミュニケーション能力がないと思っている方は、
別のところに問題があるはずです。(違ったらごめんなさい!!)
何も構成員みんなが、芸人や研修講師のような軽快なトークを
期待している訳ではないですよね?
(そんな芸人みたいになったら楽しそうですが・・・偏ってますね・・・)
私が考える仕事における必要なコミュニケーションとは、
誰もが、自分の仕事をする上で必要最低限な対話ができる
それが大切なことだと考えています。
■自分のコミュニケーションとは、経験と性格によって作られている
私は東京で、丸9年フリーランスで仕事をしてきまして、
自身がサラリーマンの折から入れると、
約20社の会社に常駐する出向形態や業務委託形態で
自分の席を用意いただき、現場の仕事を手伝ってきました。
上場企業から、上場直後・直前、そして10人以下の中小企業まで
ほんとうに様々!です。
また、所属したチームでいうと2名のチームから、
20名弱の構成員、これも大きな差です。
求められるスキルも大きく異なります。
その仕事とは別に、5年前にリトル・ミュージカルという子どもたちの
ミュージカル劇団を立ち上げ、いま3拠点で活動していて、
今は、こちらの活動がメインになりつつあります。
![](https://i0.wp.com/nagolab.com/test/wp/wp-content/uploads/2017/11/写真①.jpg?resize=750%2C501)
年に一度自分たちが作った作品でミュージカルの舞台に立ちます。
子どもたちのアイデアと言葉でミュージカルの作品を作り、
発表するプロジェクトなのですが、
大切にしているのは、
「じぶんで言える、じぶんを出せる、見せる」場作り。
そして、子どもたちが、
「じぶんらしさを肯定し、仲間を認めるチーム活動」を通して
「自分が主役の人生を今生きる」ことです。
じぶんの社会人生活の中で大切だと思ってきたからです。
そして、言いたいことを言える、
こどもたちが自分のことを言えるようになる
プロセスを間近で見ることにより、
私自身のコミュニケーションもどんどんと楽になってきています。
それは、人は元来「認められたい」生き物であり
それぞれの経験・性格によって行動が変わるもの
とこどもたちを見ていてひしひしと感じるからです。
![](https://i0.wp.com/nagolab.com/test/wp/wp-content/uploads/2017/11/写真②.jpg?resize=1000%2C668)
それぞれの意見に耳を傾けます。
![](https://i0.wp.com/nagolab.com/test/wp/wp-content/uploads/2017/11/写真③.jpg?resize=831%2C555)
左が石垣。それぞれが納得することが大切
そして、どの誰もが尊い存在。
それを活かしきる場作りがどうしても大切だと思うのです。
社会に出ると、そこまで場作りをできているところは少なく
またどうしても合う合わないまで、
きちんと人事設計できている会社は多くありません。
なので、人間関係が原因での不幸はどうしても起きますが、
会社はさておき、
自分らしさを失わず主張し、
周りを大切にすることさえできていれば、
自分がどういうコミュニケーションの方法を持っているかを
分析できていれば、
どんな場所に行っても大丈夫、そう、少し安心しませんか?
自分が約20社と付き合う中で
けして、話が上手という訳でも、仕事の能力が高いわけではないのに、
最初から現場に溶け込んで仕事をすることができているのは、
以下のような自分の特性があってのことだと分析しています。
- 全ての人に好意を持っていること。
- 全ての人が認められたいと思っていることに気づいていること。
- 意見を言うために、なんとかしてでも資料やデータを作る根性があること。
- 最終的に「いいや!」となれる気楽さがあること。
- 舞台活動を通して、人前で話す・表現することに緊張しないこと。
逆にできないこと
- 中規模の部屋で自分らしい意見を出すこと。
- (大勢はいいのに、6人くらいが苦手。笑)
- 痛いところを突かれたとき、ごまかしてしまうプライドがあること。
- 鼻声(笑)。 聞き取りにくいみたいです
とこれはとっても個人的なものです。
12/2の講座では、ちょっとしたワークでご自身の特徴の棚卸しを
できればと思います。自分を知って楽になりませんか?
■声を出せるようになるちょっとしたコツ
しかし、日本社会では、就職すると一斉に、どう思っているの?と
いきなり求められますよね。背景も性格も何もかもが違うのに。
それも、上司は威圧的な人もいれば、何も言わないタイプもいる。
先輩・同期・後輩、様々な個性が渦巻くなかで、じぶんの意見を話す
というのは、本来とても大変なことです。
だから、チーム作り、が本当は大切なのですが、
うまくやれている現場は多くありません。
今の日本の資本主義社会は、やはり男性的な競争社会。
結果を求められること、個人の評価というところが大きいためです。
もちろん、大切な観点ですが、「まずは対話をして、その人を知る」
ということだと思っています。
そして、それは女性が貢献しやすいところでもあるとも思います。
組織の問題があることは知った上で、ぜひみなさんが
一個人としてできることに、トライしてもらいたいと思います。
自分が出会った場所での縁や仕事を大切にするためにも、
コミュニケーションに困った時の具体的な方法を
いくつかワークショップとしてやってみたいと思います。
- 空気が読めないみたい? →どう判断するか3つのポイント。
- 声が出ない →声が出るようになる方法を伝授。
- 緊張する →舞台でやっている緊張しない方法を伝授。
- 話がまとまらない →組み立てる方法を3つ用意。
そして皆さんからのフィードバックをいただき、
より働くことが楽しくなるような講座に
ブラッシュアップしたいと思っています。
まずは、同じ悩みを持つ人たちのために、
協力してあげるわ!!(きりっ!)
というくらいの気持ちでぜひいらしてください。
■最後に。自分って素敵なんだ!と思うこと
最後に、一番大切なことを。
実は、これを書いている直前、私もとあるゼミに参加していました。
じぶんという人間について、じぶんという人間がやっている事業について、
直球のダメ出しを
もらって、課題に対して本気になれていないじぶんに気づきました。
そして、内側にあった、もやもやの原因に向き合うことになったのです。
じぶんのなかにあった、強烈な嫉妬心、や競争心、
そういうものに気づき、なかなか素直になれていなかったじぶん。
それを認めてあげたら、すっとコミュニケーションが楽になりました。
これは、じぶんの思ったことを素直に言葉にしていいんだという
安心から芽生えるものだと思います。
ちょっとした気づきが、コミュニケーションも仕事の質も
大きく言えば、自分の人生を変えることになります。
誰もが「素敵」なのです。
でも素敵な自分でいるためには、じぶんのできないこと、できることに
ちゃんと向き合うことが大切。私自身もそれに向き合っている最中です。
![](https://i0.wp.com/nagolab.com/test/wp/wp-content/uploads/2017/11/写真④-1024x684.jpg?resize=629%2C420)
誰もが認められたい、そして自分らしさを持っている
色々な現場での経験をもとに、
みなさんが抱えている課題に、楽しく向き合えればと思います。
怖いことも、恥ずかしいこともしませんので(笑)
安心していらしてください。
お会いできるのを楽しみにしています。
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受け付けは終了しました。ありがとうございました。